競りで大騒ぎ！『ピットデラックス』

2022/11/25

ピット　デラックス

◾️ゲームの目的

各プレイヤーは、取引を行ってどのプレイヤーよりも先に500点集めることを目指します。
ゲームはベルの音でスタートし、プレイヤーは商品取引所のトレーダーとして、小麦、大麦、コーヒー豆、トウモロコシ、砂糖きび、オート麦、大豆、オレンジのいずれかを買い占める事で点数を獲得します。
買い占めるとは、同じ種類のカード9枚全てを手札に収めることを言います。

◾️ゲームの準備

ピットには2種類の遊び方があります。
基本ゲームでは熊カードと牛カードを使いませんので、その2枚は箱にしまってください。
1.テーブルの中央にベルを置きます。
2.点数計算用の筆記具を用意します。
3.じゃんけんなとで「親」となるプレイヤーを決めます。
4.ゲームでは、プレイヤーの数と同じ種類数の産物カード（各9枚）だけを使用します。
プレイヤー同士で話し合ってどの種類の産物カードを使うかを決め、それら以外のカードをすべて箱にしまってください。
5.親はゲームに使用する産物カードをひとまとめにしてよくシャッフルし、左隣のプレイヤーから順に時計回りで、（自分を含めた）各プレイヤーにカードを裏返しのままで1枚ずつ配って行きます。各プレイヤーには9枚ずつ配られることになります。

6.各プレイヤーは自分に配られたカードを手に持ち、「手札」とします。
各プレイヤーとも、自分の手札の内容は他のプレイヤーに見せないようにしてください。
7.各プレイヤーは、自分の手札を見て、買い占める産物をひそかに決めてください。普通は、自分の手札の中でいちばん枚数が多い産物を選ぶことになるでしょう。

8.全プレイヤーが自分の手札を確認しおわったら、親はベルを鳴らして「取引開始」を宣言してください。

◾️プレイの方法

ベルの音が鳴ったら、各プレイヤーは自分の手札のうち、手放したいと思う産物カード（自分が買い占めようと考えているもの以外のカード）1種類を1枚〜4枚選びます。
そしてそのカードを裏向きで頭の上にかざし（どの種類の産物カードかが他のプレイヤーに見えないようにしてください）、「取引1枚、1枚！」「取引2枚、2枚！」といったように、声に出して自分が選んだ枚数だけを全プレイヤーに告げてください。
同じ枚数を提示したプレイヤー同士は、そのカードを自由に交換する事ができます。
また、相手の提示枚数に合わせて自分の提示枚数を変更し、それから交換を行う事もできます。
交換相手が見つからなかった場合は、自由に提示する産物の種類や枚数を変更して構いません。
また交換を終えたプレイヤーは、1種類の産物カード1枚〜4枚を新たに選び、再び提示する事が出来ます。こうした提示や交換の手順は順不同で、早い者勝ちとなります。

このように各プレイヤーは同じ枚数のカード同士の交換を繰り返して行きますが、手札に1種類の産物カードが9枚ある状態になったプレイヤーはすぐにベルをならして「○○○（産物名）を買い占め！」と宣言してください。
それにより全ての取引は終了し、宣言したプレイヤーは買い占めた産物カードに記されている点数（たとえばトウモロコシなら75点）を獲得します。
それから、買い占めたプレイヤーが次の親となり、あらたな取引を行います。